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FF14 - リーブ納品の自動化を考えた

前置き

今日はちょっとFF14における金策のお話とそのメモ。


現状、自分のFF14のプレイの仕方だと主な出費が大型アプデごとのレイドを遊ぶための装備とその装備強化のマテリア購入費だけになっていて、この出費は大抵500~1000万ギル前後で落ち着いている。

 

問題はこの金額がクエスト進めなどのゲームをプレイしているだけで勝手に入ってくるギルの量を膨大に超えているため、6ヶ月ごとの大型アプデの合間期間で自力での金策が必要なのだ。


しかしギャザラーによる素材集めやクラフターによる制作物の販売に、僕は楽しみを見出だせなかったため、いかに金策行為というものをせず――あるいは金策に時間を消費せずギルを確保していかなくてはいけないかを考えなくてはならない。

金策方法

まずFF14における作業が必要な金策方法は――
・ギャザラー 素材マケ売り 時給20万~70万
・クラフター 制作物マケ売り 時給10万~100万 
・宝の地図 ギル直ドロップ、素材マケ売り 時給10万~50万
・ルレ、不足ロール回し
・エウレカやポズヤ等のハクスラエリアでの素材取得とそのマケ売り
・蒐集品の作成と納品による貨幣を集め、貨幣をクラフターマテリアと交換しマケ売りする。
・サーバー間貿易
・各種蛮族デイリークエの処理
――あたりになる。


んで比較的自分の時間を消費せず金策できるものは以下の3つ。
・畑栽培
ハウジングの畑で軍票でチョコボのエサ系や彩色素材を作って売る。
種の購入の時間や埋める時間やマケ並べに5分ほどと作業は少ないが毎日の手作業が要求され面倒で、取得ギル数はしょっぱい。

・リーブ納品
リーブ券が100枚貯まるたびに報酬ギル目的で制作物を納品する。
要求される作業は2週間に一回だけだが納品作業に1時間ほどかかる。

・カンパニークラフト[飛空艇/潜水艦]
作っていれば一日一回?30万ギルほど入る。店売りで稼げるので限りなく消費時間は少ない。カンパニークラフトを作ってないFCでは用意が辛い。金策になるように探索を進めていくのにも時間がかかるため、すぐには金策ができない。限りなく放置に近いが毎日のデイリー的作業が必要になってしまう点も少し面倒。

 

作業量としては飛空艇/潜水艦探索が一番のコスパが良いがリーブ納品もなかなかである。要求作業が2週間に一回のみというとこが特にGood。
なのでもう4年ほど僕はリーブ納品オンリーで僕は金策を行っているのだ。

 

コーヒークッキー

リーブ納品は限りなく自分の時間消費を減らしつつ金策ができるだけでなく、事前準備は当該クラフターのレベルカンストだけで、経済にも左右されることがない金策が行えるとこで非常にコスパが良い。

漆黒時代で有名なのは例の『コーヒークッキー』だろう。
このコーヒークッキーのリーブ納品、詳しいことは多くの日記や金策記事に書いてるので省略するが、納品物をマケ買いすると2週間に一度、1時間の納品作業だけでギルを増やしていける(なお自分で素材を掘ってきて制作すると時給が最低レベルになるため、絶対にやってはいけない)

具体的な稼げる金額は――トンベリ鯖のマケ買いだとコーヒークッキーHQの値段が一つ560ギル前後だから、納品報酬180万ーマケ買い出費60万で120万ギルほど。
FF14の大型レイド追加アプデ頻度は6ヶ月~8ヶ月に一回で、アプデ前の2ヶ月程度は課金を止めログインしなくなるとしても、(120万x2)x6ヶ月で1440万ギルだからレイドに必要になるギルを十分確保できる。

だが、たった2週間に一回の納品でも面倒くさいものは面倒くさい。……このリーブ納品を自動化することができれば納品時間を別作業に当てれるため、全金策方法内で最高のコスパ――事実上の完全放置金策が可能となるのだ。



本題 リーブ納品の自動化

結果から言うと納品の自動化は出来て、完全放置納品が可能になった。
使用するツールはなんでもいいがキー入力順とキー入力とキー入力の間の時間が記録でき、最終的にリピートができるソフトならなんでもできると思う。Windows公式のPower Automate Desktopでもいいし、簡易的なものならUWSCでも。今回は寝マクロに使っていた後者のソフトを使用した。


まずリーブ納品の自動化を目指すに当たって納品時の入力タスクをリスト化する。

 

1、リーブクエストNPCのターゲット
2、リーブクエスト納品用NPCと会話できる距離までの移動入力
3、決定入力 *2回
4、採集クエストか制作クエストかの選択入力(カーソル移動)
5、決定入力
6、当該納品クエストの選択(レベルカンスト状態であればカーソルが自動でそれを選択している)
7、当該納品クエストの受注
8、受注ウインドウを閉じるためのキャンセル入力 *3回
9、リーブクエスト納品用NPCのターゲット
10、リーブクエスト納品用NPCと会話できる距離までの移動入力
11、決定入力 *2回
12、受注済みクエストの選択(カーソル移動)*2回
13、当該アイテムの納品(カーソルが納品アイテムの上にある状態であれば決定入力の連続)*25回
14、1に戻る



以上の入力操作が恙なくリピートさせることができれば納品作業の自動化の完成になる。


まず入力操作の単純化を図るために、パッド入力用のUIの自動カーソルを利用し、マウスのカーソル移動の入力をしなくてもいいようにしておいた。FF14はゲームパッドの入力をキーボード上のキー入力で再現できるので、ショートカットキーのコンフィグでカーソル移動(十字キー上下)と決定入力(◯)、キャンセル入力(✕)を、自分の場合FF14で使用していなかったキーボードの十字キーに設定しておく。

↑キー=パッド十字キー上 ↓キー=パッド十字キー下
←キー=✕        →キー=◯

これでウインドウ操作やカーソル操作がキーボードの入力のみで可能な環境にできる。



問題になったのはNPCのターゲット方法だった。
これをマウスのカーソル入力で指定するのは移り変わるカメラの角度が邪魔をして一定の入力操作でリピートさせることができない。パッドのターゲット操作は、キャラクターの向いている方向基準なので同じくカメラの都合から不可能、パッドのカーソル操作によるアンカーサークルでの指定は他プレイヤーの存在の有無やNPCに吸われ、これも一定の入力操作でリピートさせることができない。(アンカーサークルをNPCオンリーにするとできなくもないが入力量が爆上がりする) 2、10で必要になる移動操作も同じようにカメラの都合から固定入力にすることができず困ったが、ギャザラーで使われていた採集場所への移動マクロが流用することで解決した。

どういうことかというと受注NPCに攻撃マーカー1を、納品NPCに攻撃マーカー2を事前に付与しておき、FF14内のマクロで攻撃マーカー1をターゲットするマクロとロックオンによるカメラの固定マクロとオートランを使用するマクロを作ることでカメラの角度や他プレイヤーの存在に囚われないワンポチターゲットとワンポチ移動入力が共存できたのだ。

 

/ta <attack1>
/lockon
/automove on

/ta <attack2>
/lockon
/automove on

 

リーブクエストの受注クエストの順番については、受注回が変わるたびに、順番がランダムに変化するが、条件分岐を作らず単純な入力リピートでこれを突破する方法はないので、当該クエスト以外の制作クエストを先に受注しておいて一生放置することで解決した。受注クエストのジャーナルはテキトーに隠しておくと邪魔にならない。
因みに12、の受注済みクエストの選択ではこの順番が変わらないので納品時は固定入力で進めることができる。



以上でリスト化した入力タスクに分岐がなくなったのであとはキー入力を記録しリピートを走らせるだけで完成だ。



完成品録画↓(ちょい倍速編集)

youtu.be



注意点

・ウインドウの推移が遅かったりするとキー入力順が破綻するので、キー入力の間隔は手作業で納品するリズムよりかなり多めにマージンを取って作った方が良い。

・当該アイテムの制作クラフターにジョブチェンジしておかないと、クエスト受注するためのウインドウ操作タスク量が跳ね上がるのと、同じ理由で自動でレベル帯の納品物が表示されないため、中間レベル帯の納品クエストで自動化入力を作るのは非推奨。

・厳密にはプレイの自動化は規約違反行為になるが、GMからの不在確認がくるだけでサービス開始時からこういう系は何故かお咎めなしになっている。寝マクロも公式推奨MMOマウスに搭載されている機能だったりして事実上の黙認状態なのは確か。

ただ、かつて複数のサーバーで全流通制作物の〇〇割以上が1キャラによる制作物だったとき、その人たちは経済破壊行為として一斉監獄行きにはなった事件があったので、度を超えた寝マクロはやめておきましょう。

 


最後に

このリーブ納品金策、新生のころはコバルトインゴットで、紅蓮のときは葛芋だったわけで次の拡張ではまた別のアイテムになるわけだが、今回考えた納品作業の自動化はアイテムがなんでもあれ問題ないので、次の拡張でも利用できると思う。


6.0でもリーブ納品金策が潰されないといいね。