Komの付き物

本業以外の活動記録

自分が契約してきたMVNOとMVNOの今と昔

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前置き

自分は、長らくスマホの回線契約はもう8年ほどMVNOの契約オンリーである。
自分の場合、自宅でも会社でもWi-Fiを使うし、外でも(今は無料化した)有料公共Wi-Fiで通信を賄っていたのでそもそもスマホの移動通信を使うことがなかったためだ。具体的には電話とメールとテキストベースのブラウザサーフィン、マップ程度と。すると一ヶ月の通信量が毎月200MBとかになっていた。当然キャリアの7GBを大幅に下回っていたが、当時はプランを下げると1GBので3000円と7GB4000円に比べて明らかに割が悪かった。
そしてもう一つ、自分が所属している会社は、携帯電話を支給するのではなく会社が契約したVoIPサービス(050~番号のアレ)を社員に使用させるというカタチだったので、電話の使用量もほぼ0だった。当時のキャリアの電話料金のプランは強制的に定額制になり従量制なんてなかったため、使いもしない7GB4000円の通信代と定額制の電話代3000円の合計7000円と明らかに無駄金が激しかったために、まだサービス黎明期だったMVNOに移行することにしたのだ。
よく足枷になりがちなメールも高校を卒業したあたりからキャリアのは使ってなかったので、キャリアからMVNOに変更するのに縛られているものがなかったのだ。

 

 

MVNO遍歴

MVNOは契約にほとんど縛りがないので、結構頻繁に契約先をコロコロ変えてきたので、契約先別に思い出を語ろうと思う。

①iijmio
初のMVNO、MVNOというサービスの老舗であり、昔から多かったユーザー数を処理できるよう借り卸している帯域も太くMVNOなのに非常に快適だった。
料金は従量制通話プラン(基本料700円)と3GBで合計1600円。当時のスタンダードで後発の値段もそれに倣っていた。MVNOの仕様上音声SIMの基本料700円はどこの契約先でも固定。
特に不満もなく結構長い間使っていたが、最低プランが3GBからだったのでもっと減らして安く済ましたいと思うようになり次の契約先に変更。

②0SIM
半年前ぐらいにキャリアからサブブランドの20GB3000円という業界の新スタンダードが発表され、MVNOもそれに合わせた値下げやpovo2.0のような基本0円で従量課金制の通信量など色々な種類ができきたが、当時はそこまでバラエティに富んでなく3GB1600円の基本からは逸脱するサービスは存在しなかった。
しかしその中で突然So-netが発表したのが『0SIM』だった。
月500MBまでが0円。基本料はなし。追加データは普通の3GBの契約先よりかなり割高にというもの。音声SIMの基本料700円は当然あるが、まさに自分が求めていたプランそのもので、実際一ヶ月500MBまでに押さえれば毎月の支払いが700円だけになるというのは全MVNOの中で圧倒的最安値だったのだ。
サービス発表後即時予約しサービス開始と同時に使い始め、ガッツリ3年ほど利用しかなりの節約になった。

当たり前だがサービス開始から半年ぐらいで狂ったようにユーザー数が増え、MVNOらしく通信が激遅になり、1年たったころには時間帯に関わらず下り10kbpsというほぼ通信不可能な状態になった。それでも自分の場合はまだ我慢はできたので長く使わせてもらった。

2020年2月新規受付終了し、8月にサービスまるごと終了。当たり前なんだよなぁ。


③DMMモバイル
0SIMサービス終了を感じ取った自分は移行先として全MVNO契約先で唯一の1GBプランがあったDMMモバイルに移行した。音声SIM基本料700円+1GBプランで合計1200円。ここが良かったところはシステム的にiijのものを使っていたらしく、名前と支払い先が違うだけのiijというモノだったから非常に通信品質がよく長く使うつもりだった。
しかし契約直後に楽天に買収された。iijから旧楽天モバイルのシステムに移り変わり、昼時や夕方がMVNO界の基本に倣って激遅化。新規受付も終了し以降は既存契約者向けにサービスは存続している状態だ。

0SIMのように激安というわけじゃないのに通信品質が最低になってしまった以上、使い続ける意味はないので1年ほどで次のMVNOに移行することにした。


④Exciteモバイル
移行した契約先で現在も継続して使っているMVNO。仕方無い点ではあるが、MVNOは大手や話題の流行っているところは、ネットをヘビーに使わない自分から見ても耐えられないほどに通信品質が悪いと思い知っているので、今回は全然流行ってないところを探して契約したんだが案の定それは正解だった。多くの契約数に対応できるほどの太い帯域は卸してないけれどユーザーも少ないのである程度まともに使えている。

ユーザーが少ないMVNOの中で、ここが他のMVNOと違っていた点はプランがデータ通信も従量制というところだった。
音声SIM基本料700円に+従量制データ通信料、3GBまで使ってしまうと合計1800円と業界の基本1600円よりちょっとだけ割高になるけれど、高速通信を使わなかった場合は1200円、1GBまでなら1400円とまぁまぁ安く済ませるとこができ、自分のスマホの使用方法にかなり最適だったのだ。

そして今に至る。

先程話した『半年前ぐらいにキャリアからサブブランドの20GB3000円という業界の新スタンダードの発表』によって、全MVNO割引。Exciteモバイルも例に漏れず従量制データ通信料もそのままに割引されたので更に使いやすくなった。


現行MVNO比較

・3大キャリアのサブブランドの発表とそれに伴うMVNO界の再定義が落ち着き、ディファクトスタンダードができた。MVNOユーザーには20GB3000円というのはどう考えても需要と外れているというのはわかっているようで、MVNO界隈では12GB1500円になったようだ。同じ1600円のままで容量が増えるという実質割引というカタチで。
低容量帯はサービスによって少しつづ違いがあるが軒並み安くなっているがちょっと使用できる容量には差が出ている。

軽く調べた感じは以下の通りだった。


・nuro (最安)
5GB990円
8GB1485円

・iijmio (安定性1位)
4GB1058円
8GB1490円

・excite (利便性1位)
 定額制
3GB1,210円
12GB1,650円
 段階的従量制
3GB880円
7GB1430円
12GB1,980 円


ん~まぁ現状はまたまたまたサービス終了するとか、人が少ない且つ更に良いサービスが見つかるまで、継続してExciteを利用していこうと思っている。

 

 

番外

サブのスマホとかはずっと使ってこなかったんだが、mno化した新楽天モバイルを昨年1年無料キャンペーンをしていたのでそれだけ追加契約をして、ケータイ2台持ちになっている。もう一年は過ぎて現在は一ヶ月1GBまでなら無料という契約になっているが、これがなんだかんだメインのスマホの通信量の節約になっていてGood。基本料もないので、かつての0SIMの完全上位互換になっている。ちょっと街中から離れると(離れなくても稀に)圏外になるのが玉に瑕だが、まぁ無料なのでそこまで文句はない。

都市部在住であればオススメだ。